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真夏のハムスター飼育ガイド・ジャンガリアンを暑さから守る方法と便利グッズ8選【初心者必見】

真夏のハムスター飼育はこれで安心!ジャンガリアンが快適に過ごせる温度・対策グッズまとめ
ジャンガリアンハムスターを夏に飼うときに、ぜひ意識しておきたいのが「暑さ」と「湿気」の問題です。特に、日中仕事や外出で家を空けることが多いマンションやアパート暮らしの場合、室温や湿度の変化に気づきにくくなってしまいます。その結果、知らないうちにケージの中が蒸し暑くなって、ハムスターが熱中症になるリスクが高まることも。実際、小さな体の彼らにとって、夏の暑さはとても過酷なんです。

そこで今回は、ハムスターの飼育が初めてという方でも安心して取り入れられるような、「真夏のハムスター飼育で気をつけたいポイント」をわかりやすくご紹介します。具体的な適正な温度・湿度の目安はもちろんのこと、夏の間に活用したい便利なグッズや、日中に家を留守にする場合の工夫についても取り上げていきます。

ハムスターとの暮らしが少しでも快適で安全なものになるように、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

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ハムスターの適温は何度?|夏は20〜26℃が理想です

ハムスターは見た目こそ元気そうに見えるかもしれませんが、実はとても暑さに弱い動物なんです。中でもジャンガリアンハムスターは、もともと寒い地域に生息していた種類なので、高温多湿の日本の夏は、彼らにとってかなり過酷な環境といえます。ちょっとした気温の変化でも体調を崩してしまうことがあるため、特に夏場の温度管理は欠かせません。

ハムスターが快適に過ごせる理想的な室温は、20〜26℃くらいとされています。これを超えて、たとえば28℃以上になると、急激に熱中症のリスクが高まってしまうんです。とはいえ、日中仕事や外出などで長時間家を空ける方にとっては、ずっと様子を見ているのは難しいですよね。

そんなときは、エアコンを「冷房」や「除湿」モードで28℃設定にして、つけっぱなしにしておくのがおすすめです。よく扇風機で代用しようとする方もいますが、扇風機は空気を循環させるだけで室温そのものは下がらないので、熱中症対策には不十分です。電気代は少しかかりますが、ハムスターの命を守るための必要経費と考えて、しっかり冷房対策をしてあげましょう。

湿度はどれくらいが安心?|50〜60%をキープしよう

温度だけでなく、実は「湿度」もハムスターの健康を守るうえでとても大切なポイントです。特に梅雨から夏にかけては湿気がこもりやすく、ケージの中が蒸し暑くなってしまうこともあります。この状態が続くと、床材にカビが生えたり、空気がこもってハムスターの呼吸器や皮膚に悪影響を与えてしまうおそれがあるんです。

ハムスターが快適に過ごせる湿度の目安は、だいたい50〜60%くらい。これ以上高くなると、カビやダニなどのトラブルも増えやすくなります。エアコンの「ドライモード」や除湿器を活用して、湿気をしっかりコントロールしてあげましょう。

また、ケージの近くに市販の除湿剤をひとつ置いておくだけでも、意外と効果があります。ただし、除湿剤はケージの中ではなく、必ず外側に置くようにしてくださいね。ちょっとした工夫でも、ハムスターにとってはずいぶん過ごしやすくなるはずです。

日中留守中の暑さ対策は?|エアコン+保冷グッズの併用が◎

真夏の昼間、もし誰もいない部屋でエアコンが止まってしまったら……と考えると、不安になりますよね。特に突然の停電やタイマー設定のミスなど、予期せぬトラブルは意外と起こりがちです。そんな「もしものとき」に備えておくと安心なのが、ハムスター用の保冷グッズ。暑さをやわらげてくれる工夫をプラスしておくだけで、万が一のときにもリスクを軽減できます。

たとえば、凍らせたペットボトルをタオルで包んでケージのすぐ横に置いておくだけでも、周囲の温度を少し下げることができます。直接風が当たらなくても、冷たい空気がじんわりと広がってくれるので、簡単にできるおすすめの方法です。

ほかにも、ケージの中に陶器製のハウスや冷感タイルなど、熱がこもりにくい素材のアイテムを設置しておくと、ハムスターが自分で涼しい場所を選んで過ごすことができます。また、ケージの置き場所も意外と重要。直射日光が当たる窓際などは避けて、なるべく風通しのよい日陰に移動してあげましょう。

冷感プレートやひんやりマットなど、自然な冷たさを感じられる素材のグッズも市販されています。こうしたグッズを上手に取り入れて、ハムスターが少しでも快適に過ごせる空間をつくってあげたいですね。

食事と水分補給の注意点は?|水切れ厳禁&野菜は少しだけ

夏の暑い時期は、人間と同じように、ハムスターにとっても水分補給がとても大切です。とはいえ、言葉で「のどが渇いた」と伝えられないぶん、飼い主がこまめに気を配ってあげる必要があります。

まず基本として、給水ボトルの中の水は毎日きれいなものに取り替えてあげましょう。気温が高いと水も傷みやすくなりますし、ボトルのノズル部分が詰まっていないかの確認も忘れずに。知らないうちに水が出ていなかった、なんてことがあると大変です。

また、水分補給のひとつの方法として、キュウリやレタスといった水分の多い野菜を、ほんの少しだけ与えるのもおすすめです。野菜から自然に水分を摂れるので、特に食欲が落ちがちな暑い日にはちょうど良いかもしれません。ただし、与えすぎには要注意。体が小さいハムスターは、お腹を壊しやすいので、一口ふた口程度にとどめておくのが安心です。

ちょっとした工夫でも、ハムスターの夏バテ予防になります。毎日のルーティンの中に、水分チェックもぜひ取り入れてみてくださいね。

プラスチックケージで大丈夫?|直射日光を避けて風通しを確保

ジャンガリアンハムスターのケージがプラスチック製の場合は、夏の間、ちょっと気をつけてあげたいポイントがあります。というのも、プラスチック製のケージは密閉性が高く、外の空気がこもりやすいため、内部の温度や湿度が上がりやすいんです。見た目はしっかりしていて安心感がありますが、実は夏場には少し不向きなこともあります。

ケージの設置場所としては、直射日光が差し込む窓際などは避けて、なるべく風通しがよく、かつエアコンの風が直接当たらない場所を選ぶのが理想的です。風が当たりすぎても体を冷やしすぎてしまうことがあるので、程よいバランスが大切ですね。

もし可能であれば、夏の間だけでも通気性に優れた金網タイプのケージや、上部が開閉できるタイプのものに切り替えてみるのもひとつの方法です。すべてを買い替えるのが難しい場合は、今のケージのフタを少しだけ開けて風が通るようにするなど、小さな工夫でも熱がこもりにくくなります。

暑さ対策は、ちょっとした意識の差でハムスターの快適さが大きく変わります。環境の見直しもぜひ一度検討してみてくださいね。

夏におすすめの飼育グッズは?|冷感タイル・温湿度計・見守りカメラが便利

暑さ対策は、毎日のちょっとした気づかいに加えて、「便利なグッズ」を上手に取り入れることで、ぐっと楽になります。特に夏場は、気温や湿度の管理が難しくなるため、初心者の方でも扱いやすいアイテムを活用するのがおすすめです。ここでは、実際に役立つと感じられるグッズをいくつかご紹介します。

【冷感タイル】
三晃商会 涼感プレート S
アルミ製でひんやり感が続き、ケージ内に設置するだけでハムスターが自分から涼しい場所を選べるようになります。掃除もしやすく、夏の定番アイテムのひとつです。
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【温湿度計】
タニタ TT‑585
シンプルで見やすい温湿度計は、ハムスター飼育の基本アイテム。お部屋の環境を常にチェックしておくことで、体調不良の予防にもつながります。
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【見守りカメラ】
TP-Link TC70
外出先からスマホでケージの様子をチェックできるネットワークカメラ。日中に家を空けがちな方でも、ハムスターの様子を見守れるので安心感があります。夜間モードも便利です。
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【遠隔センサー】
Tuya Wi‑Fi 温湿度センサー
スマホと連動して温度や湿度の変化をリアルタイムで通知してくれるセンサー。エアコンの設定だけでは心配という方にもぴったりです。
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これらのグッズをうまく組み合わせれば、エアコンをつけっぱなしにしている間の不安や、「暑くなりすぎていないかな?」という心配もずいぶん軽くなります。ほんの少しの初期投資で、ハムスターの健康をしっかり守ることができるので、ぜひ検討してみてくださいね。

留守が多いなら?|自動給水ボトル&大容量タンクで安心

夏場にとくに気をつけたいのが「水切れ」です。気温が高い日ほど、ハムスターの体からは知らないうちに水分が失われていきます。特に、日中に家を空けることが多い方は、水がなくなってしまわないように注意が必要です。

そんなときに安心なのが、自動で給水できるタイプのボトルや給水器。ケージにしっかり固定できる設計のものを選べば、転倒や水漏れの心配もなく、ハムスターも安心して水分補給できます。

以下は、初心者にも扱いやすく人気のある自動給水グッズです。

STK 自動給水ボトル
容量:180ml/価格:オープン価格
小動物用として設計された定番の自動給水ボトル。しっかりとケージに取り付けられるタイプで、ノズルの出もスムーズ。コンパクトなので、ケージ内のスペースを圧迫せずに使えるのが嬉しいポイントです。
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【MASOCAT 重力式給水器】
容量:3L/価格:オープン価格
長時間の外出が多い方におすすめの大容量タイプ。水が減ったぶんだけ自然に補充される仕組みなので、こまめな水の補充が難しい環境でも安心です。サイズはやや大きめなので、ケージの外に設置する使い方がおすすめです。
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どちらも、環境やライフスタイルに合わせて選ぶことで、ハムスターの水分管理がぐんと楽になります。暑い夏を乗り越えるための「備え」として、ひとつ取り入れてみると安心感が違いますよ。

外出中に温度チェックできる?|SensorPush+Wi-Fiゲートウェイで遠隔監視

ハムスターの健康を守るうえで、室温や湿度の変化にすばやく気づけるかどうかはとても大切なポイントです。特に夏場は、エアコンの効き具合や湿度の上昇に気づかずにいると、ハムスターにとっては命にかかわることもあります。

そんな不安を解消してくれるのが、スマホと連携して使える高性能な環境センサー「SensorPush(HT.w)」と、そのデータを外出先からでも確認できる「Wi-Fiゲートウェイ(G1)」のセットです。

【SensorPush HT.w】
高精度の温湿度センサー
コンパクトながら非常に精度の高いセンサーで、ケージ周辺の温度・湿度をリアルタイムで記録。Bluetooth接続でスマホと連動し、変化があればすぐに確認できます。
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【SensorPush G1 Wi-Fiゲートウェイ】
価格:およそ¥45000前後
このゲートウェイを使えば、SensorPushのデータをWi-Fi経由でクラウドに送信できるようになり、外出先からでもスマホで確認・通知を受け取ることができます。在宅勤務中はもちろん、旅行など長時間家を空けるときにも、安心してハムスターの環境を見守れます。
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少し値は張りますが、リアルタイムでの環境監視と通知機能は、それだけの価値があると感じられるはずです。「気づいたら暑くなっていた……」という事態を防ぐためにも、こうしたツールを取り入れてみるのもひとつの方法です。

ケージ全体の冷却は可能?|ペット用保冷クーラーを活用しよう

最近では、ハムスターをはじめとした小動物向けに、さらに進化した暑さ対策グッズも登場しています。そのひとつが、ペット専用の「保冷クーラー」や「ファン付きシート」です。とくに気温が高くなりがちな地域や、エアコンだけでは冷えにくい部屋にお住まいの方には心強いアイテムです。

ペットクーラーファンシート
価格:オープン価格
ケージの下に敷くだけで、空気をやさしく循環させながら冷却できるファン付きのシート。風が直接当たらない構造なので、ハムスターに負担をかけず、じんわりとケージ内の温度を整えてくれます。タイマー機能や静音性に配慮されている商品も多く、夜間の使用にもぴったりです。
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このようなグッズは、部屋全体のエアコンと併用することでより効果を発揮します。たとえば「部屋の温度は適正だけど、ケージの中だけがなかなか冷えない……」というときにも役立ちます。少し高価にはなりますが、ハムスターの快適さや命を守るという意味では、検討してみる価値のある一台です。

まとめ|暑さと湿気から守って、夏を元気に過ごそう!

ジャンガリアンハムスターにとって、日本の真夏は決して軽く見てはいけない季節です。小さな体にとって、暑さや湿度の変化は命にかかわる大きなストレスになりかねません。

でも、私たち飼い主がきちんと温度と湿度を管理し、保冷グッズや自動給水器など、頼りになるアイテムを上手に取り入れれば、ハムスターも安心して夏を過ごすことができます。

大切なのは、「今できること」から始めること。環境を整えるのは決して難しいことではなく、ちょっとした気づかいの積み重ねです。

温度と湿度は、ハムスターの命を支える“見えないバロメーター”。今日からでも、お部屋の環境を少しだけ見直して、小さな命が元気でいられる空間づくりを始めてみてください。きっとハムスターの表情も、少しずつ穏やかになっていくはずです。

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